MG教科書Aと松蔭の志

MGは机上の理想論、空理空論を唱えるのでは無く「実学」です

インストラクターは「知行合一(ちこうぎょういつ)」でなければなりません

情報(講義)はわかりやすいのも大切ですが、重要なことは受講者自身が、明日からの行動に活かすことが出来るのか、出来たのかということです

その気にさせて、行動に結びつけること

「知る 出来る やる」のやる(実践する)ところまでサポートすることが、2日間の講義を担当するインストラクターの責務だと思います

また、インストで大切なことは「感受性」です

気配り・目配り・心配りです

その時の会場の空気を見て講義内容を選んでいきます
話す中身がテープレコーダーのように画一的になってはいけません

みんなが今どんな話を聞きたいのか、何を勉強すればよいのか、何をしたいのか?

知識を教えてあげるという姿勢ではなく学びをともにする、一緒に勉強をするという意識が大切です
垂直教育ではなく水平教育(イモ洗いの場)です

ですからその中身や内容はその都度変化します

そして一番、大切なこと

その研修自体や講義内容に「思想」があることです
Y理論史観に依る講義と経営指導ができるかどうかが、研修後の効果を決定的に左右します

なぜならMGは「(思想)教育を通した、経営コンサルティング」(西 順一郎)だからです
また経営者はMGのインストラクターに向いています
経営者は自社のインストラクターでもあるからです

自分の経営理念や経営体験をMGというフィルターを通して(社員に)伝える
これはコンサルタントや社員のインストラクターでは絶対にできないことです

自分の想いや理念をMGという共通言語を使い、MGという経営のゲームを通してどれだけ社員に伝えることができるのか
(MGを通して社員の本当の姿も見ることができます)

これこそがインストラクターに求められる一番重要な資質であろうと思うのです

本質としてのMGは変わらない、しかしMGは日々進化していきます

「あなたは日々研究し続けて、昨日いったことを今日いってはならない
MGの本当のインストラクターは金儲けよりも、相手をよくする これ一本でいく」

「インストラクターの存在意義は「相手を(一人でもいい)育て上げることにある」
(MG教科書Aより)

〈初出日 2016.0427〉