「ポケコン(のプログラム)は20回入れて20回消す」 (西 順一郎)
MG100期はザラにいますけどポケコン20回はめったにいません(笑)
さらっと簡単に云われていますけど、何年もかけてやっと20回入れるのが実際のところではないでしょうか
ほとんどの人はシニアコースのときに1回入力するだけです
20回はひとつの目安ですが、要は「徹底的にやれ」ということです
やればSTRAC-1の仕組みが身体の中に染みこむように入ってきます
またマイツールでオートを組む際にもこの経験は役に立ちます
「できる」ようにするというこの学習方法をMGでは行入と呼んでいます
「MGは手書き」
行入の最も効果的なやり方がこれです
そうMGの決算はなぜ手書きなのでしょう?
コンピュータで簡単に出来るのに、あえて手書きにこだわる理由は3つあります
1. 計算能力や丁寧さを涵養する(できる)
2. 自分の意思決定の正否を振り返る(反芻)
3. 会計知識やその仕組の理解がより深まる(残存効果)
この残存効果が非常に高いことが最大の理由です
江戸末期、適塾に学んだ塾生たちは日本に数冊しかない蘭学の辞書を奪いあいながら、丸ごと筆写して語学力を身につけていきました(福沢諭吉「福翁自伝」より)
MGの教育は、すべてこの行入スタイルです
一見厳しいですが、これが一番効果的で早く身につく(役に立つ)のです
「何度も繰り返す」 期数は裏切りません
〈初出日 2015.0917〉