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戦略チップへのアプローチ(考察) 「緑チップ」

緑チップは時代とともに、名称とそのキャラクターが変わってきました

その変遷はこうです

1.MG草創期は3枚の緑チップが会社盤にのっていました

会社盤にその名残をみることができます(ひとりで3枚使用するので、緑チップは20枚用意されているわけです)

MD(マーチャンダイザー)1円安く買える(市場価格から1円安く記帳できる)
PAC(パック生産性)   1個多く作れる(これは現行ルールとおなじ)
MR(マーケットリサーチ)1円高く売れる(提示価格から1円高く記帳できる)

2.しばらくたった1989年(平成元年)MG-2としてリニューアルされたときに3つともコンピューターと名称がかわり
左からC1、C2、C3となりました  その効用は同じです(ルール表にC2と記載されているのはその名残りです)

コンピューターへと呼び方が変わったのは当然、理由があります
西研MGではコンピューターとはマイツールのことです

それは、「MG開発当時にはなかったパソコン(マイツール)の大量導入という機能をMGの中に取り込みたい」という先生の悲願でした

緑チップは「マイツールの導入」を意味するものです
しかもこれはBルールです

なぜ「Bルール」になったのか?
それはこんな経緯からでした

「特にコンピューターは、是非ここで「Aルール」に切り替えて、第1周目に口々に「コンピューター導入!」と唱えることにより
マイツールの大量導入を潜在意識にインプリントしたかった」(西研新聞より)

しかし豈図らんや、何回かのトライアルで初心者にゲームをさせると、その意味がわからないので(コンピューターを導入せずに)全員が1個づつの完成・投入になり
にっちもさっちも行かなくなったので仕方なくBルールにせざるを得なかった。。。

つまり「MGをやるすべての企業がマイツールを導入して欲しい」という想いがこのルール改訂に込められていたのです

意思決定にコンピューターは欠かせません

緑チップとはマイツールのことです

コンピューターは時間の短縮や、人手の節約に使うのではありません
「戦略的意思決定」に使って欲しい

MGをするということは、自動的にマイツールをやるということなのです
あなたは科学的根拠をもとに意思決定をしていますか?
データベースを経営に活用していますか?

緑チップはそのことをわれわれに問いかけているのです

〈初出日 2017.0118〉