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戦略チップへのアプローチ(考察) 「青チップ」

青チップはイノベーション・創造です

われわれはMGのゲームを通して、青チップの圧倒的な威力を体験します

MGはソニーゲームですから「技術的なイノベーション」がテーマです
ソニーは新商品開発を通して顧客と市場を創造してきたからです

Amazonダッシュや今回のCESで発表されたAmazon Alexaは典型的かつ圧倒的な青チップです
こんな真似は出来ません

では、われわれにできる青はなにか?
中小零細企業における自社のマーケットやライバルとの比較に当てはめて考えることが肝心です

自社のマーケットの規模にあった顧客の創造とサービスの創造です
(身の丈創造経営)

想像から妄想へ  妄想から創造へ  それが実際に実現可能なのかどうか?
そこには、自分の仕事を心底惚れ抜いている情熱が欠かせません

ニッチ・マーケットで圧倒的な存在になり
価格決定権さえも手中に収める技術・サービスや商品を持つことはわれわれにとっても不可能なことではありません
市場がニッチでなければ、技術(腕のいいことで)でニッチになることです

もう一つの方策もあります
秋田の千葉さんに教えていただいた顧客にとっての「商品価値指数」の向上です

V(Value)=(Quality+Benefit)/Price で算出されるValue係数のアップには
Benefitの向上です

Benefit/便益(利便性)をあげるキーワードは以下のようなものがあります

1.機能的ベネフィット   早い・便利・美味しい・実用的
2.情緒的ベネフィット   美しいデザイン・楽しい・限定感・自分だけ(特別扱いされる)

こららの小さな積み重ねが、ライバルとの差別化、すなわち青チップの積み増しにつながります
Value係数をあげることはチップの枚数を丁寧に積み増すことと同じです

上述したコンテンツを組み合わせることや自社の経営資源を組み合わせることで
新しい市場や顧客が得られるかも知れないのです

リスクを恐れず未踏の領域へ踏みだし、まったく新しい商品やサービスを生み出す

この精神こそ、かつてのソニー・ホンダにあったのと同じMGの精神です

想像力を掻き立てて、覚悟を決めて「顧客の創造とサービスの創造」をはかる

これが、われわれの青チップの意味です (われわれとはPQ100億未満の中小零細企業の意味です)

〈初出日2017.0112〉