経営理念の成文化は、経営者としての仕事の一丁目一番地です
なぜなら、「成文化」は経営者にしかできないからです
志が理念となり
理念を実現するための方針(戦略)が生まれ
戦略を担保するものが経営計画(実行計画)となります
ですから真っ先に理念があり、方針と行動は理念に従属する関係にあります
構築物でいえば、基礎工事・土台に相当するものですね
経営計画は大きく3つに分けることが出来ます
1.数値計画
2.行動計画(実行計画)
3.資金計画
これらの計画はすべて「情報」として社内に開示されます
計画の内容を正しく理解、納得するだけの社員教育と
それを実行できる社内環境・組織を作ることも経営者の責務です
数値計画を合理的・科学的・戦略的に担保するために戦略会計は存在します
誰でも理解できることで、同じ結果(成果)が期待できます
目標が数値で理解でき、行動に移せる情報として提供される
戦略会計は行動科学でもあるのです
緊急ではないが、最重要なこと
「緊急ではないが、最重要なこと」それは会社のビジョン・経営理念の成文化です
理念が無くても業務は回りますし、つい目先の案件を優先していまいがちです
自分の想いを構成員に伝え、全員で共有する
そのためには毎日話すだけでは不十分であって、STUVに表現(成文化)しないといけません
社員は社長が思うほど、その想いを理解できていないと考えてください
親が子を思うほど、子供はそうは思っていないのと同じです
ですからなおのこと、こんこんとしつこいくらいに語りかけることです
社長も含めた全員の労働の結晶が、結果として自分たちの理念の実現へと結実されていく
日々の労働と成果がシンクロしているのを実感する
経営者が主体なのではなく社員・実践者が主体です
理念を成文化する意味はここにあります
経営の大衆化
経営の解放がその本質だからです
経営のFドンは理念の成文化からです
〈初出日 2017.0209〉
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