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経営計画の落とし穴

5要素を使って経営計画を考えると、以下の手順になります

1.G+Fで目標MQを出す

2.そしてカテゴリー別(商品別)やサービス別のMQを出す
 あるいは顧客別のMQを出す

3.それぞれのQの数値を行動計画に反映させる

では、ΣMQが計画よりも不足している場合はどうするのか?

新規顧客の開拓や
新商品(新サービス)の導入を考えていくわけです

しかし、ここで注意が必要なのは
そもそもその数字はどういう根拠からはじき出したのか?
という「そもそも論」があるわけです

Gは、B/Sから逆算した「つよい会社」をつくるための原資
Fは、経営理念の実現、すなわち「よい会社」のための原資です

それ故に、G+F=MQ という公式が成り立つわけです

それはまったく正しいのです

しかし、考えて欲しいのは、計画したGとFとの合計 つまり目標MQと
自社の現状における最大MQとの整合性は取れているのでしょうか?
ということなんです

自社の制約条件を考えて見てください

生産能力
席数
営業時間
出荷能力
接客対応可能Q

それら制約条件のもとでの最大限可能なQが、経営計画のマックスQです

仕事別(あるいはサービス別)
製品別
顧客別に見た
それらの実現可能最大の
マックスMQはいくらなのか? ということです

可能マックスMQと、計画したGとFとの合計つまり目標MQとの整合性が問われるわけです

「MQが足らなければ、ボトルネックを広げる算段を講じて(もちろんそれはFアップに繋がりますが)
追加で投資するF以上のMQをそれで稼ぎ出そう」
ということです

現状に於ける自社のマックスMQはいくつなのか?

本当の経営計画はそこからがスタートです

〈初出日 2017.0221〉