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Garbage in, garbage out(クズを入れれば、クズが出てくる)

西研究所主催の三浦シニアコースに参加すると、初日の夜はポケコン・プログラムの入力があります。

その中で印象に残ったことばがありました。

「Garbage in, garbage out(クズを入れれば、クズが出てくる)」
「『無意味なデータ』をコンピュータに入力すると『無意味な結果』が返される」という意味です。

コンピューター黎明期からある言葉ですが、いまでも全く通用する警句です。

プログラムの入力ではエラーが出ると、先に進めません。

 

決算チェックでY先生に「はい、ダメ~」と言われてるみたいですね(笑)

一応どこがダメなのかは、エラーコードで教えてはくれます。

:(コロン)と;(セミコロン)の違い
スペースをあける空けない
ピリオドとカンマの違い

たったそれだけで、うんともすんとも云いませんね、これが。

文系(右脳型)人間から見て、そんなこんなの些細な違いもコンピューターは全部受け付けません。

彼にとって、それ(文法エラー)は全然些細なことでは無く、意味が全く違うからです。

 

論理エラーはもっと厄介です。
だってプログラムは走るんだから。けれど正しい答えがでてきません。

途中で止まれば、そこをデバッグできるのですが、最後まで走るとなると
もう一行一行の点検になります。

そんな文法エラー論理エラーの山を越すと、
最後は入力エラーが待っています。

 

入力データエラーをすると、とんでもない結果が出てきます。

 

そこで「ミス発見器」の役割を果たすのが、扱う管理者の情報リテラシーです。
出てきた情報が、本能的に怪しいと感じるのです。

逆に、訓練・教育が十分にされてない人間がデータを扱うと、どんなことが起きるでしょうか?

ゼロがひとつ多くても、それになんら違和感を感じない、それをおかしいと思いません。
出てきたアウトプットが情報と意識せず、ただの数字の羅列でしかないからです。

人の成長も同じです。

良質な情報 思想 知識をインプットすること。

自分の中に良質なシステムを構築すること。
そのためには、正しい訓練と深い思索。  その繰り返しです。

でないと、いいアウトプットが生まれるはずもありません。

クズを入れるのも自分、クズを作り出すのも自分次第です。

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〈初出日 2018.0306〉