すべては西思想から~
今週も各地でMG研修が盛会です FBにもその様子がアップされていますね
今回はMGに於ける美しい所作・振る舞いを考えてみました
1.「マジックの線は7ミリの太さで」
これはやかましく云われています
先生は「八百屋の値札のような字を描け」とおっしゃいます
その理由はSTUVです
何のために会社の看板を書いたり、チャートに成績を記入するのか?
同じ書くならその効果を考えて、そのためには相手中心主義でビジュアルに見せることです(「MG教科書A」118ページ)
そして黄色のマジックは使わない
初心者にはその意味は分かりませんので、そこは最初から黄色は置いておかない事務局の配慮が欲しいところです
2.「チャート(壁貼り)の位置や貼り方」
2枚ずつ×卓数のぶんを貼りますがチャート2(自己資本グラフ)は向って左、チャート3(MQ会計表)は右に貼ります
会場の壁の左から、時計回りにA卓・B卓・C卓と順番に貼っていきます
貼る位置の高さは自己資本300のラインが目線の高さにくるようにします
ここでは女性のことを考える配慮が要ります
300ラインが女性の目線にくるようにすれば、ほぼ全員がストレス無く記入できます
また用紙が折れたままの状態で貼るのもいけません
きちんと逆に折り返しをして、グラフが描きやすいように配慮しましょう
そして数値・名前の順番に大きく太く書く
細い字や草書のような字も奇麗ですが、遠くからは識別出来ませんし、何よりも弱そうに見えませんか(笑)
「STUVの思想」
白紙のチャートに何気なく引かれている線を意識してみてください
線を太めに引くことや色をつけることで画面に「締まり」が出てきます
そして参加者の意識は自然とQやMQへと向いて行くのです
3.「MG盤のゲーム備品の配置とお札の置き方」
面積の小さい方にゲームの備品を並べますが、その位置は特に決まっていません
(面積の大きい方にはカードしか置きません)
決まってはいませんが、スマートな並べ方はあります
小さい方の置き場所からMGまわりに(反時計まわり)
機械・人間・緑チップ・オレンジチップ・赤・青・黄チップそして材料・倉庫がきて
リスクカードの順番になります
赤い丸印にはリスクカードを置きます
お札(お金)は、そのリスクカードを起点にしてMGまわりに1円から5円~100円まで5種類を並べます(必ず小さい金額のお札から順番に)
4.「カードはきれいに揃える めくったカードの置き方」
カードをめくったあとカード置場に放り投げたり、メンコみたいに叩きつけたりすることは見た目も良くありません
リスクカードはその隣の場所にきちんと揃えて置く、ひとつ場所を空けて意思決定カードを置くのが良いでしょう
意思決定カードの枚数が残り少なくなっても、カードを繰って山に戻してはいけません
理由はリスクカードを引く確率が狂ってくるからです
面倒でも山のカードが無くなった時に、手のあいている人が75枚全部のカードを繰ってから山に戻すようにします
5.「机の配置は動線を意識して並べる」
インストラクターの机は正面に向って左側です
その位置の反対側手前がA卓になります そこから時計回りにB卓、C卓と並べます
参加者全員がインストラクターと向き合えるように上から見てハの字を描くように机を配置します
研修を行いながら、位置の修正をしていきますが最後はきちんと動線を確保した調和がとれた配置になっているから不思議です
先生はこれを「なし崩し」という言い方で表現されています
MGは楽しいですが、学ぶ姿勢や探求する気持ちが所作に現れると思います
「美しい」MGを心がけましょう
〈初出日 2015.0421〉