先日行われた「たじまMG」で千葉 均さんから「情報のSTUV」の話しを伺って、思い出したのがこの話です
西先生の「思想のある経営」(ソーテック社)にあるエピソードです
要約すれば、作戦を立案する参謀は、上等もいればそうでないのもいる
できの悪い者は作戦資料をこれでもかと持ってくる
(少しましな)三等参謀は資料を紙1枚にして持ってくる
(ふつうの)二等参謀は3箇条にまとめる
(できる)一等は1箇条にする さらに上があって特等というのがある
それは1枚の絵で表現する
これを「情報の戦略化」という
〈以上引用おわり〉
この話は情報のまとめ方、見せ方を端的に言い表しています
会計データ・経営データは情報です
「情報の戦略化」とは先生独特の言い回しです
つまり、この情報で行動に移せるのか? 人をモチベートできるのか? 意思決定に使えるのか? という意味です
断片情報を1行1データで集める (データ)
それを様々な切り口で加工(ソート)してみる (インフォメーション)
さらに誰が見てもわかる「一目瞭然」としたグラフや表にしてみせる (インテリジェンス)
データがわれわれに何を問いかけているのか? 何を訴えているのか?
それは何か?を 洞察すること 推理すること 妄想することです
その能力を身につけるにはMGとマイツールを繰り返してする訓練しかありません
データをインフォメーションにして、さらにインテリジェンスにまで昇華させる能力
それが「情報処理能力」です
人の情報処理能力を涵養してくれるデータベースソフト
それが出来るのはエクセルではなく、マイツールです
〈初出日 2016.0623〉